Windows 11とWindows 10、2026年6月アップデートでdesktop.iniの扱い方を変更

マイクロソフトは、2026年6月に予定されるセキュリティアップデートで、Windows 11およびサポート対象のWindows 10におけるdesktop.iniファイルの扱い方に重要な変更を加えることを明らかにしました。この変更により、信頼できないソースから来たdesktop.iniファイルは無視されるようになり、多くのユーザーがフォルダの外観に変化が生じる可能性があります。



desktop.iniの役割と機能

desktop.iniは、Windowsオペレーティングシステムにおける長年にわたる重要なコンポーネントです。このテキストファイルは、主に以下のような機能を提供しています:



  • フォルダにカスタムアイコンを適用
  • フォルダ名のカスタマイズ表示
  • File Explorer内での特殊な動作の実装
  • ローカライズされたリソースの提供

ユーザーやシステム管理者は長年にわたり、desktop.iniを利用してファイル管理体験をカスタマイズしてきました。しかし、このファイルがセキュリティ上のリスクとなり得ることが判明したため、マイクロソフトはこの変更を決定しました。



2026年6月アップデートでの変更点

2026年6月のセキュリティアップデートから、Windows 11とサポート対象のWindows 10は、以下のような信頼できないソースから来たdesktop.iniファイルを無視するようになります:



  • インターネットからダウンロードされたファイル
  • Mark-of-the-Web(MOTW)タグが付いたコンテンツ
  • 特定のWebDAVパス経由のファイル
  • 特定のネットワークパス経由のファイル

この変更は、desktop.iniファイルが悪意のあるコードや不要な設定を含む可能性があることを考慮したセキュリティ上の措置です。信頼できないソースからのdesktop.iniファイルが無視されることで、システムの安定性と安全性が向上します。



ユーザーに与える影響

この変更により、多くのユーザーがフォルダの外観に変化を感じるでしょう。特に、以下のような影響が考えられます:



  • カスタムアイコンがデフォルトのアイコンに戻る
  • カスタムで設定したフォルダ名が標準表示になる
  • File Explorer内での特殊な動作が停止する
  • システム管理者が設定したグループポリシーが一部無効化される可能性

以下の表は、変更前後の挙動を比較したものです:



項目変更前の挙動変更後の挙動
信頼できるソースからのdesktop.ini適用される引き続き適用される
インターネットからのdesktop.ini適用される無視される
MOTWタグ付きのdesktop.ini適用される無視される
WebDAV経由のdesktop.ini適用される無視される
ネットワーク経由のdesktop.ini適用される一部無視される

対策と代替案

この変更に備え、ユーザーやシステム管理者は以下の対策を検討する必要があります:



  • 重要なdesktop.ini設定をローカルに保存し、信頼できる場所から適用する
  • グループポリシーを使用して、企業環境でのフォルダ設定を管理する
  • レジストリエディタを使用して、同等の設定を行う(高度なユーザー向け)
  • マイクロソフトが提供する代替APIや新しい設定方法を調査する

マイクロソフトは、この変更によってユーザーエクスペリエンスに与える影響を最小限に抑えるため、移行期間中に詳細なガイダンスを提供すると表明しています。特に企業環境では、IT管理者が早めに対応計画を立てる必要があります。



まとめ

2026年6月のセキュリティアップデートによるdesktop.iniの扱い方の変更は、Windowsのセキュリティ強化を目的とした重要な措置です。ユーザーはフォルダの外観に変化が生じる可能性があることを理解し、適切な対策を講じる必要があります。一方で、マイクロソフトはこの変更によってシステムの安全性と安定性を向上させることを目指しています。



今後のWindowsアップデートに関する詳細情報は、マイクロソフトの公式ブログやセキュリティ情報ページで随時公開される予定です。ユーザーはこれらの情報を注視し、必要に応じてシステムを適切に維持管理することが求められます。